雄安新区でブロックチェーン連動のデジタル人民元給与が初支給

人民網日本語版 2021年06月16日15:59

このほど雄安新区で初めて、ブロックチェーンと連動したデジタル人民元による給与が支給され、同区今年の春季造林プロジェクト建設作業員が「デジタル人民元」の形で給与を受け取った。中国初の「ブロックチェーン+デジタル人民元」応用シーンの一つになった。人民日報が伝えた。

この給与支給業務では、施工者が雄安新区の「ブロックチェーン給与支払いプラットフォーム」を通じ、デジタル人民元による給与支払い申請を提出し、建設作業員のデジタルウォレットのID、支給額などの情報をブロックチェーンで管理して証明として取り扱い、銀行はブロックチェーン上の支払い申請情報に基づき、施工者の法人ウォレットから建設作業員の個人ウォレットへ、デジタル人民元の形で給与を振り込むというプロセスをたどる。

同区では現在、新区建設者之家1号・2号宿泊施設でのデジタル人民元消費シーンテストの準備作業が進められている。

2019年末、同区はデジタル人民元のテストを開始した。現地の金融当局の関係責任者は、「デジタル人民元は中国人民銀行が発行するデジタル形式の法定通貨であり、指定の運営機関が運営に参加し、一般向けに両替を行う」と説明した。

デジタル人民元は簡単に言えば現金の人民元と同じ価値があり、形が異なるだけだ。同責任者は、「デジタル人民元は人々により多くの決済の選択肢を提供した。業者がデジタル人民元で決済すれば、資金のリアルタイム入金ができ、便利、スピーディで手数料もかからない」と話した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年6月16日

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