中国のネットワークインフラ、すべてIPv6をサポート

人民網日本語版 2021年06月21日15:09

20日に北京で開催された世界IPv6フォーラム「世界IPv6発展見通し2020−2021」シンポジウムで明らかになったところによると、中国のネットワークインフラはすべてIPv6をサポートしている。中国新聞網が伝えた。

IPv6とはインターネットプロトコルバージョン6のことだ。IPv4の最大の問題は、ネットワークアドレスの資源の不足が、インターネットの応用と発展の大きな制約になったことだ。IPv6の使用により、アドレス資源の数の問題が解決されるだけでなく、複数の接続デバイスのインターネット接続の制限も解決された。

中国通信標準化協会の聞庫副理事長によると、3大通信事業者、CDN企業、データセンター企業の共同努力により、中国のネットワークインフラはすべてIPv6をサポートしている。インフラ応用について、データセンター、クラウド製品、コンテンツ・デリバリーなども初期的に全国・全ネットワークのIPv6のサポートサービス能力を備えており、ユーザー数とユーザー使用量で優れた成果を上げている。中国のIPv6ネットワークインフラ高速道路がすでに完成していると言える。

データによると、中国のIPv6のアクティブユーザー数は今年4月現在で5億1500万人にのぼっており、ネットユーザーの52.1%を占めている。

中国電信の李正茂社長は「世界のIoT(モノのインターネット)接続数は2025年に309億にのぼり、非IoTの接続数を遥かに上回る見通しだ。人類は万物がスマートにつながる時代を迎えつつあるが、これはIPv6に大きな発展空間を与える」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年6月21日

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