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中国が早生ジャポニカ米新品種育成 1四半期早く新米食べられる

人民網日本語版 2021年07月20日13:13
中国が早生ジャポニカ米新品種育成 1四半期早く新米食べられる
「中科発早粳1号」の精米(19日撮影)。

早生ジャポニカ米の新品種は19日、江西省上高県で行われた生産量測定と検収に合格した。これは、中国の二期早生ジャポニカ米がブレイクスルーを遂げ、南方地域では7月下旬にジャポニカ米の収穫が可能になり、人々は今後1四半期早めにジャポニカ米の新米を食べられる見込みであることを意味する。新華社が伝えた。

江西省農業農村庁の生産量測定専門家チームは同日、中国科学院遺伝・発育生物学研究所が育成したジャポニカ米の新品種「中科発早粳1号」の生産量測定と検収を行った。専門家チームは200ムー(1ムーは約6.7アール)のモデル水田で、機械田植え水田と投げ植え水田を選んだ。生産量の実測値は、前者が1ムーあたり613.73キログラム、後者が1ムーあたり530.31キログラムだった。

これまでの中国二期早生水稲品種はいずれもインディカ米だった。早生インディカ米は一般的に3月中・下旬に種をまき、7月中・下旬に収穫する。早生インディカ米、特に長江中・下流の品種の大半が備蓄穀物または工業用穀物になる。

早生インディカ米と比べると、高緯度地域で生育するジャポニカ米には抵抗力が高く、草型が優れ、米の質が良く、美味しいといった長所があるものの、その収穫は通常、10月まで待たなければならない。

今回の生産量測定と検収に合格した早生ジャポニカ米の新品種は、この空白を埋めた。中国科学院院士で、中国科学院遺伝発育所研究員の李家洋氏は、「当チームは優れた稲品質遺伝子を主軸とし、高生産量及び理想的な草型の遺伝子などを結びつけ、『分子正確育種設計』の理念と技術を駆使し、最良の母体を選び交雑選択を行った。最終的に高品質で高生産量の、寒さに強く、穂発芽耐性を持つといった特徴を持つ二期早生ジャポニカ米の新品種を育成した」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年7月20日

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