内モンゴル自治区で野生のユキヒョウ現る

人民網日本語版 2021年09月09日16:10

内蒙古(内モンゴル)自治区烏蘭察布(ウランチャブ)市四子王旗白音敖包の国境派出所に今月5日、「薄い灰色のヒョウのような動物がいる」との通報があった。人民網が報じた。

警察がすぐに現場に駆け付け、周辺にいた牧畜民をその場から退避させた。調査の結果、その野生動物は中国で国家一級重点保護野生動物に指定されているユキヒョウであることが分かった。しかし当時すでに日が暮れ始めており、野生のユキヒョウが人間や家畜に危害を加える可能性があることを考慮して、警察はユキヒョウを現場で保護することを決定。

またその場でできることは限られているため、ユキヒョウに麻酔を打って捕獲した後、ユキヒョウが負傷していないことを確認した上で、基本的な検査を行い、栄養補給を行ってから鄂爾多斯(オルドス)市野生動物保護センターへ移送した。

その後、関連当局がユキヒョウの詳細な身体検査を行い、専門家が体調の回復状態をチェックして評価し、基準に達していることを確認したうえで、適切な環境を選び、自然に返すよう計画している。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年9月9日

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