中国初の海上高速鉄道橋となる福厦鉄路(福建省の福州-厦門間)湄洲湾大橋がこのほど閉合した。
福厦鉄路は中国初の海の上を走る高速鉄道であり、北の起点の福州から南に向かって莆田、泉州、厦門(アモイ)を経由し、南の終点の漳州に至る。総延長278キロメートル、設計速度350km/h、中国の高速鉄道網計画における沿海ルートの重要な構成要素であり、2023年に完成・開通する見込みだ。
湄州湾大橋は中国初の海上高速鉄道の鍵を握る重点プロジェクトの海上橋で、橋長は14.7キロメートル、海上の施工部分は10.8キロメートル、主桁はプレストレスト・コンクリート連続ラーメンエクストラドーズド橋で、最大支間長は180メートル。閉合が完了すると、バラストレス軌道の施工が行われる予定で、これは同高速鉄道の鍵を握るポイントが順調に開通し、「高速鉄道に乗って海を見に行く」夢がまもなく実現することを示している。
同高速鉄道が開通すると、福州-厦門間の鉄道の所要時間が現在の2時間から1時間に短縮され、厦門、漳州、泉州の福建南部「ゴールデントライアングル」が30分交通圏を形成し、都市部住民の移動交通にかかる時間が大幅に短縮される。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年11月19日