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福建省初の国家ビッグサイエンス装置が泉州で建設開始

人民網日本語版 2021年12月10日13:58

中国全土で唯一の海上シルクロード沿線に使用される時間本部である海上シルクロード時間センターの建設が重要な進展を迎えた。高精度地上ベース時報システム泉州ステーション着工式ならびに時空科学技術イノベーション拠点入居式が7日、福建省泉州市で行われた。これは福建省初のビッグサイエンス装置が設置され、建設段階に入ったことを意味する。科技日報が伝えた。

中国科学院国家時報センター長の張首剛氏は、「高精度地上時報システムのうち、泉州ステーションは華南光ファイバー環状線の重要ノードだ。完成後、泉州の標準時間の誤差が100ピコ秒以内になる。東南の沿岸部、台湾海峡両岸により精密な時報サービスを提供でき、重要な意義がある」と述べた。

時間周波数資源は国の戦略的資源だ。高精度地上時報システムは第13次五カ年計画期間(2016-20年)における国が優先的に配置する9件の重要科学技術インフラ建設プロジェクトの一つであり、国が重点的に配置する戦略志向型重要プラットフォームでもある。中国科学院国家時報センターが主導する海上シルクロード時間センターは2019年12月、泉州で設立され、海上シルクロード時間センター及びビッグサイエンス装置、ビッグデータセンター、スマート製造などの4大中核部分を含む「1センター4中核」の建設に取り組み、科学研究、時空産業から派生産業に至る科学技術イノベーション産業全チェーンを形成する。

泉州市科学技術局の関係責任者は、「高精度時間は精密な測位、情報安全、自動運転、トレーサビリティ認証、スマート製造などのハイテク産業においても、非常に大きな応用の可能性を持つ。泉州は現在、高精度地上ベース時報システムを中核に、国際的な影響力を持つ時空科学技術イノベーション拠点の建設に取り組み、全市の産業モデル転換・高度化のペースアップを促進している。また泉州を支点に、海峡両岸及び東南アジアなどの海上シルクロード沿線の重点都市にサービスを広げ、海上シルクロード沿線国(地域)との交流と協力を推進している。現在第1弾となる5社が拠点に入居し、運営を開始している」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年12月10日

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