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アニメーション映画「雄獅少年」が封切り 熱い思いを秘めた少年の成長物語が話題に

人民網日本語版 2021年12月23日10:22

アニメーション映画「雄獅少年(I Am What I Am)」は17日の封切りと同時に、ダークホースのごとく人気となり、好評を博している。これまでに大ヒットとなった中国国産アニメと違い、「雄獅少年」は、神話ではなく、「獅子舞」という民俗芸能にスポットを当てている。両親が出稼ぎしていて農村部に残された少年・阿娟が獅子を舞うことを夢見て、友達と獅子舞チームを結成し、偏見を克服し、奇跡を起こす熱血の成長物語を描いている。

「雄獅少年」は、田舎に住む少年・阿娟にスポットを当て、家庭環境が大きく変わり、ドン底でさまよっていた時に、不思議な縁で、友達の阿猫や阿狗と獅子舞チームを結成し、何度も挫折を経験しながらも、困難を克服して成長し、信念を築き、力を付けていく姿を描いている。

獅子舞は、中国国家級無形文化遺産。同映画の孫海鵬監督は、「撮影を始める前に主要スタッフが広州、仏山などに足を運んで取材をしっかり行い、嶺南地域の農村や都市の雰囲気をほぼ描き出すことができたので、とてもリアルな仕上がりになっている。監督チーム、絵コンテチーム、アニメーションチーム全てが獅子舞チームの訓練を受けて、獅子舞の動きの規律をほぼ理解した上で、絵コンテや動きの調整を始めた。実際の獅子舞の動きをそのまま使えば、ベストの映像効果になるというわけではないため、クリエイトチームは3Dアニメーションのメリットを十分に生かして、舞踊や武術などの見栄えを高め、獅子の舞いをより迫力があり、アグレッシブにした」と説明する。

映画では、いじめられっ子だった少年の逆襲や夢を見失った中年が初心に立ち返る様子などが、多くの人の涙腺を刺激している。「太鼓の音が心の中で鳴り響いている限り、僕たちはずっと獅子だ!」という決して諦めず、困難を恐れずまっしぐらに進む気持ちが込められた名台詞に、多くの人が強い共感を覚えている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年12月23日

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