六中全会

頻繁に足を運び「楽しさ」を買うZ世代の2021年観光 (2)

人民網日本語版 2022年01月05日16:09

中国テーマパーク研究院の林煥傑院長は、「テーマパークの双方向のストーリーは観光客にとって一種の『夢を紡ぎ』、『夢を叶える』プロセスだと言える」との見方を示した。

21年5月、中国観光研究院は「素晴らしい生活を共同建設・楽しい観光を共有――上海ディズニーリゾート楽しい観光トレンド報告」を発表した。それによると、テーマパークはあらゆる年齢層の観光客を楽しませるもので、ディズニーの観光客では、家族旅行の占める割合が最も高いほか、20-30歳の子ども連れでない観光客が半数近くを占め、子ども連れでない30-50歳の割合も30%を超え、シルバー族のディズニーファンも少なくない。一日の観光体験から高頻度のリピーターまで、映し出されるのは若いディズニー好きとテーマパークとの感情的な結びつきがどんどん強まっていることだ。

テーマパークのグッズは高価なものが多いが、Z世代は「楽しさ」のためなら喜んでお金を払う。彼らにとって、グッズは自分に寄り添ってくれるもの、心をいやしてくれるものであり、実際の価値を超えた感情的な価値を持つ。林氏の観察によると、若者には楽しかった時間を思い出させてくれるものが側にあることが必要で、テーマパークのグッズはニーズにぴたりとはまるという。

Z世代にはさらにたくさんの「楽園」が必要

21年初め、湖北省武漢市のテーマパークの武漢歓楽谷はライトアップイベント「LIGHTS遊楽園」を開催し、期間中の観光客受入数は19年同期に比べて30%増加した。21年第1四半期(1-3月)の受入数は19年同期比50%増加し、そのうちイノベーション力と動員力に満ちた若者層が観光市場の中心になりつつあるという。

北京大学文化産業研究院の陳少峰副院長は、「中国には西遊記や葫蘆娃(ひょうたん童子)のような若者に人気の有名キャラクターがある。今後は付加価値の高いブランド化したキャラクターを育成し、若者がテーマパークで遊ぼうという時により多くの選択肢を提供すべきだ。また文化体験と観光体験との結びつきをより深め、テーマパークと若者との心理的、感情的な双方向性を増進することも必要だ」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年1月5日

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