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中国、今年の卒業生は就職しやすいか?重視するポイントは?

人民網日本語版 2022年01月14日13:45

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新しい業態が発展し、産業構造が調整され、一連の雇用政策が打ち出されるのに伴って、雇用環境には絶えず変化が生まれている。今年の卒業生が好むのはどんな仕事か。卒業生は満足できる仕事を見つける自信があるか。中国青年報社社会調査センターとアンケート調査プラットフォームの問巻網が先週、今年の卒業生1225人を対象に調査を行った。

今年の卒業生が就職活動で重視するポイントは?

調査の結果によると、今年の卒業生が就職活動で重視するポイントの1位は「賃金・福利厚生」で、これを挙げた人が70.0%に上った。次は「業界の発展見通し」(53.2%)、その次は「企業の知名度」(47.9%)だった。このほか、「職場の雰囲気・環境」(38.7%)、「個人のキャリアアップ」(38.3%)、「興味関心」(35.7%)、「自分の専門とのマッチング」(23.2%)、「仕事の内容」(21.6%)などがあった。

データによると、卒業後、どこに行ってキャリアアップするかとの質問に対しては、「新一線都市がよい」が35.8%、「一線都市にとどまるつもり」が28.8%、「二線都市に行く」が25.6%、「故郷に戻る」が9.3%だった。交流分析を行ってわかったのは、短大・高専の卒業生は「二線都市でキャリアアップしたい」の割合が最も高く35.6%に達し、大学院の修了生は「一線都市または新一線都市にとどまりたい」の割合が最も高く、それぞれ39.6%、41.7%に達したことだ。

卒業生の81.9%「満足できる仕事を見つける自信がある」

報道を専門として学んだ朱淼淼さん(仮名)は企業3社から内定をもらい、そのうち1社は特に満足できる就職先だという。「これで安心して実家に帰って春節(旧正月)を迎えられる。同級生たちも次々にまずまずの仕事を見つけている。みんな就職活動中は疲れていて、しょっちゅう不確実な感じを味わったが、頑張り続けさえすれば、満足できる仕事は必ず見つかるものだ」と朱さん。

中国政法大学商学院の教授で同大人的資源開発・管理研究センターのセンター長を務める王霆氏は、「今年の卒業生は第14次五カ年計画(2021-25年)スタートの年に当たり、奮闘目標『2つの百年』の第2の奮闘目標の起点にもちょうど当たる。大学生には、まず国のマクロ政策を理解する必要があるということをアドバイスしたい。将来の成長産業をしっかり見据え、成長性があり、発展の見通しのある業界・産業に行くべきだ。こうすれば、大学生という人的資本の価値をよりよく発揮し、国の社会・経済の質の高い発展に身を投じることができる。同時に、大学生の雇用の安定性を強化し、キャリアアップの価値を高め、雇用の質を高めることもできる」と述べた。

王氏は続けて、「ここ2年ほど、雇用の安定と雇用の保障政策を前提として、国は一連の措置を打ち出している。これには企業に雇用安定のための一定の補助金を支給すること、大学がハイレベル人材の募集定員をさらに拡大することなどが含まれ、雇用圧力をある程度緩和することになった。各級政府はより効果的で、短期・中期・長期的な成果に等しく目配りした政策を制定し、積極的な雇用政策を通じて、大学生を対象にした求人を増やすべきだ。もちろん、そのためには社会、政府、大学、企業、卒業生とその家族が一丸となって問題を解決することが必要だ」と述べた。

調査によると、卒業生の81.9%が「満足できる仕事を見つける自信がある」と答えた。交流分析を行ってわかったのは、大学院修了生と四年制大学卒業生が強い自信を持っており、平均で83.8%が「自信がある」と答えた。地域別に見ると、「自信がある」の割合が最も高かったのは一線都市にとどまった卒業生で87.3%に達し、次は新一線都市にとどまった卒業生で83.6%に達した。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年1月14日

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