中国海油石油集団有限公司(以下「中国海油」)によると、中国海油渤中19—6コンデンセート田1期開発プロジェクトが26日、青島市で着工された。これは中国の渤海湾で初の1千億立方メートル級大型ガス田の開発が正式に実施段階に入ったことを示しており、国家エネルギー安全保障及び中国のエネルギー構造の最適化に対して重要な意義を持つ。経済日報が伝えた。
同プロジェクトは青島市と天津市の3ヶ所に、1つの中心プラットフォーム、3つの無人坑口プラットフォーム、4つのジャケットを含む8つの単体構造を新設する。陸上建築の鋼材構造加工量は3万2000トンにのぼる見込みで、全長約150キロメートルの8本の海底パイプと3本の海底ケーブルを敷設する。2019年に渤海中部の海域で発見された渤中19—6コンデンセート田は、現在の天然ガス確認埋蔵量は2000億立方メートル、コンデンセート確認埋蔵量は1億5000万立方メートル超で、中国東部で最大のコンデンセート田となっている。ガス田のフル稼働後、人口百万都市の住民に百年ほど供給できる。渤中19—6コンデンセート田は中国海油による国内ガス探査・開発拡大の重要な成果であり、国家天然ガス生産・供給・保管・販売体制建設の重点プロジェクトでもある。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年3月28日