上海市は6日午前に開いた新型コロナウイルス対策に関する記者会見で、宅配便やデリバリーの業務を一時停止するというのはデマで、同市で現在、生活物資を供給しているのは主にデリバリープラットフォームの配達員で、市民の生活必需品確保のうえで重要な役割を果たしていることを説明した。同市では現在、デリバリーを含むECプラットフォームの配達員約1万1000人が配達を行っている。
上海市は6日から、デリバリー配達員を含む第一線で働く人を対象に、1日1回、PCR検査と抗原検査を行い、「陰性」を確認してから仕事を始めるスタイルを採用し、「人」、「物」、「場所」に対して感染予防対策を講じている。また、デリバリーECプラットフォームに対して、各種場所や道具の消毒を徹底するほか、企業の緊急時対応マニュアルを作成し、検査で「異常」が確認されたスタッフがいた場合、すぐに移送と場所の消毒を手配し、できるだけ早く運営を再開できるよう取り組むよう求めている。
今後、デリバリーECプラットフォームの運営能力を向上させるべく、デリバリー配達員の住居、サービスを提供する場所を指定して、できるだけ効率よく配達が行えるよう確保する計画だ。
最新統計によると、4月5日0時から24時にかけて、上海市で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は311人、無症状感染者は1万6766人だった。感染者のうち40人は、無症状から症状を発症した。感染者4人と無症状感染者1万6256人は、隔離管理されている人の中から発見され、その他の感染者と無症状感染者は感染の可能性のある人に対するスクリーニングで発見された。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月6日