北京市と浙江省杭州市を結ぶ「京杭大運河」のうち、黄河から北の707キロ区間の補水が14日から本格的に始まり、今年で同運河の全線通水が実現される予定だ。中国水利部(省)によると、今回の補水のために、各地の水源から統一して水が調達されている。新華社が報じた。
2021年同期と比べると、水が流れる河川の長さが約112キロ伸び、水面の面積が9.5平方キロ拡大する見込みだ。
歴史の変化や人類の活動、気候変動などの影響で、20世紀前半に京杭大運河では、水が枯れる区間が発生し始めた。今回の補水は、京杭大運河の黄河より北の区間をメインとし、北京市や天津市、河北省、山東省の4省・市の8地級行政区を流れることになっている。補水量は5億1500万立方メートルに達する見込みだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月15日