中国の第14次五カ年計画水力・風力・太陽光総合拠点開発重点プロジェクトである瀾滄江「風力・太陽光・水力・蓄エネ」マルチエネルギー相互補完プロジェクトが26日に着工された。西南水力発電拠点の調節能力と外部輸送ルートをよりどころに、太陽光発電や風力発電などの新エネ発展を急ぐ。中央テレビニュースが伝えた。
新たに着工されたマルチエネルギー相互補完プロジェクトには、22件の新エネプロジェクトがあり、投資総額は90億元(1元は約19.4円)、全体の設備容量は200万kW超で、雲南省の大理、臨滄、保山、普洱の4州・市に分布している。主に華能瀾滄江大型水力発電所クラスターの優位性を利用し、水力発電に新エネ開発を合わせることで、マルチエネルギー相互補完を実現する。太陽光発電や風力発電などのクリーンエネルギーの大規模な電力網への接続・発電を実現する。
さらに同プロジェクトは「太陽光発電+農業」「太陽光発電+農牧」などの新モデルを模索・推進する。正常な発電条件を満たすと同時に、栽培や養殖などの総合利用を展開する。同プロジェクトは今年10月から次々と稼働・発電を開始し、年平均発電量は28億kWhにのぼる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年4月27日