ネットで人気の茶色のパンダ「七仔(チーザイ)」が最近、食欲旺盛になっている。陝西省の秦嶺ジャイアントパンダ研究センターによると、タケノコが旬の季節を迎えており、チーザイは1日に約50キロのタケノコを平らげているという。新華社が報じた。
飼育員の張超さんによると、「タケノコをあげると、チーザイは両前足でつかみ、とてもうれしそうに食べている。片足でタケノコを押さえて、口を使って皮を剥いて食べ、もう一方の片足でもタケノコをつかんでいる。座って食べる時もあれば、寝転んで食べている時もある」という。
2009年に生まれたチーザイは、世界で唯一、人工飼育されている茶色のジャイアントパンダで、秦嶺ジャイアントパンダセンターで飼育されている。毛が非常に珍しい茶色であるため、「宝の中の宝」と呼ばれている。
張さんは、「パンダは夜にもお腹を空かせるので、退勤前にも十分な量のタケノコを与えておく。夜間当直スタッフも定期的に見回って、パンダが夜にお腹が空いたのに食べ物がないという状況にならないようにしている。チーザイの体重は現在安定しており、いたって健康。毎日、できるだけ屋外で活動できるようにもしている。チーザイが美味しそうにエサを食べるのを見ると、とてもうれしい」と語っている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2022年5月5日