複数の景勝地に「マーダーミステリー」が登場　江蘇省南京

夏の観光シーズンが訪れ、江蘇省南京市にある複数の景勝地では、没入型新体験をより深く観光客に味わってもらおうと、「景勝地＋マーダーミステリー」という新商品を打ち出している。 室内での小規模な「マーダーミステリー」とは異なり、景勝地が打ち出す「マーダーミステリー」は、より広い場所とリアルなシーンを提供することが可能で、アトラクションの内容にも、その景勝地ならではの人文・歴史的エッセンスを組み入れることができ、楽しみながら学べる「エデュテインメント」を実現している。

例えば南京市江寧区にある景勝地の牛首山では、観光客が探偵に扮し、シナリオに従って、リアルな文化財を探索し、NPC（ノンプレイヤーキャラクター）とやり取りしながらステージをクリアしつつ、牛首山の秘密をひとつひとつ解き明かしていく。これは、南京牛首山景勝地が新たに打ち出した「マーダーミステリー」インタラクティブゲームで、文化財の背後にある実際の歴史ストーリーを考察し、さらにはリアルな服装や背景を再現することで、景勝地全体がゲームのワンシーンへと姿を変え、観光客はゲームを通じて、牛首山文化を体験することができる。

観光業における新興商品である大規模「マーダーミステリー」インタラクティブゲームの登場によって、景勝地における娯楽は一層バラエティに富み、観光客の滞在時間が長くなり、現地の文化に対する観光客の理解が深まる。牛首山のほか、南京夫子廟や愚園などの景勝地でも、7月から実際の観光スポットと結合させた没入型「マーダーミステリー」アトラクションをスタートさせる計画だ。（編集KM）

「人民網日本語版」 2022年6月28日