漢服を着て中国風ホテルに宿泊 中国若者たちの七夕節の新トレンド

人民網日本語版 2022年08月04日17:05

今年の七夕節(旧暦7月7日、今年は8月4日)は夏休みに当たり、この中国で最もロマンティックな色彩を帯びた伝統的祝日に、若者たちはずっと関心を寄せてきた。若者が徐々に消費の中心になるにつれ、今年の七夕節には「95後(1995年から1999年生まれ)」がホテル予約市場で旺盛な消費力を見せている。

ホテル予約サイトの首旅如家のデータによると、全国で七夕節にホテルを予約した人のうち、「95後」が62.4%を占め、ホテル予約件数の急増傾向を効果的に牽引している。予約した人の地域分布を見ると、杭州、武漢、長沙をはじめとする新一線都市と二線都市での予約が一線都市を明らかに上回っている。ホテルの選択では、クラシカルな中国風ホテルやおしゃれなシティホテルなど、ムードのあるメジャーなホテルブランドが「95後」の間で人気だ。

ここ数年、伝統衣装「漢服」の文化がますます多くの若者に受け入れられるようになった。調査会社の艾媒諮詢のまとめたデータでは、2022年の漢服市場の規模は前年比23.4%増の125億4千万元(1元は約19.8円)に達する見込みという。漢服産業が勢いよく発展し、このことはクラシカルな中国風の美しさを求めるトレンドが若者の間で徐々に主流になる様子を一つの側面から映し出している。

クラシックな中国風を特色とする璞隠ホテルは、今年の七夕節に若者の間で非常に人気が高い。同ホテルは「都市の隠れ家」をデザインのコンセプトに、ホテル内のあちこちに中国の古書、絵画、陶磁器などを配置し、数多くの若い顧客を獲得している。

中国風や漢服を愛好する若い消費者の間では、七夕節には優雅な中国スタイルの空間の中、漢服を着て、中国茶を味わい、写真を撮り、恋人と二人きりの世界を楽しむのがトレンドになっている。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年8月4日

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