中国人民銀行(中央銀行)が9日に発表したデータによると、人民元国際化の歩みは10数年に及ぶ発展期を経て、今や旺盛な生命力を発揮するようになった。現在、中国の金融機関、企業、個人による越境取引のうち、人民元建て決済が半分近くに上っている。主要オフショア人民元市場の預金額は1兆5千億元(1元は約20.4円)に迫り、人民元建ての金融商品が日増しに増えている。
人民元相場の柔軟性が高まり、双方向の変動が常態になるにつれ、越境貿易・投資で人民元を使用して通貨ミスマッチのリスクを減らしたいとするマーケットエンティティの内生的ニーズも拡大し続けている。今年1-8月には、中国の銀行が顧客に代わって行った人民元建て越境決済額は前年同期比15.2%増の27兆8千億元に上り、同期の自国通貨・外国通貨の越境決済総額に占める割合が49.4%とさらに上昇した。
ここ数年、人民元のもつ準備通貨としての機能が安定的に向上し、これまでに海外の中央銀行または金融当局計80ヶ所以上が人民元を準備通貨に組み込んだ。国際通貨基金(IMF)がまとめたデータによれば、2022年第2四半期(4-6月)末現在、世界の中央銀行が保有する準備通貨としての人民元の規模は3223億8千万ドル相当になり、2.88%を占め、16年に人民元がIMFの特別引出権(SDR)の通貨バスケットに採用された当初に比べて1.8ポイント上昇した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年10月11日
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