敦煌研究院によると、「デジタル敦煌・開放素材バンク」が8日、リリースされた。第1弾となる6500件超の高画質デジタル資源のダウンロードが可能になった。ユーザーは素材を利用し二次創作することも可能で、敦煌文化の活性化を後押しする。新華社が伝えた。
敦煌研究院の蘇伯民院長によると、同素材バンクには敦煌莫高窟、瓜州楡林窟、天水麦積山石窟などの6500件超の高画質デジタル資源が含まれ、壁画、文献、撮影、クリエイティブ素材などの内容を網羅しており、すべての写真に学術的な説明がついている。世界の学者や芸術創作者などの人が関連内容をダウンロードでき、敦煌学の研究に利便性を提供し、人々の敦煌文化への注目を引き寄せる。
同プロジェクトは、敦煌研究院と騰訊(テンセント)集団の2017年に始まる「デジタルシルクロード」戦略的協力の新たな成果だ。同素材バンクはブロックチェーン技術を駆使し、デジタル資源の「チェーン化」によりコンテンツのトレーサビリティ、検証可能性、制御可能性を実現し、敦煌文化の規範的な伝播とデジタル著作権の保護にプラスとなる。
これまで関連機関と個人が敦煌研究院にデジタル資源を申請する場合、最長で1週間かかっていた。実名認証とブロックチェーン技術により、システムは即時のダウンロードを実現できる。同時にダウンロード先を特定し、学術や商用などの用途に基づき異なる権限を付与する。1回の授権料は300−800元(1元は約19.7円)。個人の観賞と研究であれば無料でダウンロードできる。
同素材バンクにはさらに共同制作モジュールが含まれる。ユーザーは資源をダウンロードした後に二次創作を行える。創作内容は審査を経て再び素材バンクにアップされ、新たなデジタル資源になる。商用であれば、創作者は著作権側と創作の収益も共有できる。(編集YF)
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