中国の回答者の95.3%がクラウドサービスを体験済み

人民網日本語版 2022年12月12日14:50

ここ数年、日常生活のありふれた存在になってきたテレワーク、クラウド授業、クラウド会議などだが、こうしたクラウドサービスを体験した人がどれぐらいいるだろうか。

中国青年報社社会調査センターはこのほど問巻網(wenjuan.com)と共同で対象者2667人に対して行った調査によると、クラウドサービスを体験したことが「ある」とした人は95.3%。江蘇省南京市の会社員の張揚さんは、「クラウドサービスにより人々の生活がより便利になり、制限が減った。南京市は昨年の7、8月の最も暑い時期の防疫状況が深刻だったが、当時私は自宅で1ヶ月テレワークを行った。自宅での出勤は場所の制限を受けず、時間を自由に支配できる。自分で自宅で朝・昼・晩と3食を食べ、生活を体験する余裕ができた」と述べた。

浙江省杭州市の大学新卒者の葉夏さん(仮名)はすでに自分に合った仕事を見つけている。オンラインでの求人への参加が就活の主な手段だったという。

調査によると、調査対象者が体験したことのあるサービスは主に「クラウド授業」(66.4%)、「クラウド会議」(53.0%)、「テレワーク」(43.5%)など。他にも「クラウド受験」(35.7%)、「クラウドコンサート」(34.5%)、「クラウド求人」(27.3%)、「クラウド医療」(18.6%)、「クラウド観光・見学」(18.3%)、「クラウド答弁・卒業式」(15.5%)、「クラウド交流会」(8.8%)などがあった。

調査によると、調査対象者の66.3%がクラウドサービスは「時空の制限を受けず、より柔軟で便利」だとしている。ほかの優位性としては「低コストで支出が少ない」(64.4%)、「高効率で時間短縮」(59.2%)、「安全性が高い」(45.7%)、「仕事と学習などの形式がより多元的」(32.7%)、「新技術の急発展でオンライン体験がよりリアルに」(31.3%)などが続いた。

またクラウドサービスは「実感がなく、人と人の交流がより希薄に」(54.3%)、「ある程度のデータ・プライバシーの安全リスクがある」(53.6%)、「技術開発が不足し、フリーズや遅延などの問題が生じやすい」(52.1%)、「業務範囲が狭く、より多くの活動をクラウド化できていない」(44.3%)、「一部は使用効率が低い」(33.9%)という指摘もあった。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年12月12日

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