第1回国際報道「シルクロード賞」受賞作品紹介

人民網日本語版 2022年12月23日14:34

報道写真賞大賞受賞作品「私の両親は鳥類学者」。撮影・スベトラーナ・タラソワ

報道写真賞入賞作品「中国を垣間見る」。撮影・ヤン・レイマ

報道写真賞入賞作品「ダカール・ファッションウィーク」。撮影・ファティマ・エスマ・アルスラーン

報道写真賞入賞作品「シロバナムシヨケギク」。撮影・ビトー・フスコ

報道写真賞入賞作品「人と自然」。撮影・ニック・ウット

「一帯一路」ニュースネットワーク(The Belt and Road News Network、BRNN)が主催する第1回国際報道「シルクロード賞」の審査は、理事長機関である人民日報社が筆頭となり実施された。「シルクロード賞」には、「深層報道賞」、「ニュース論説賞」、「報道写真賞」、「報道ビデオ賞」、「特別貢献賞」の5部門が設置されている。第1回の今回は、世界情勢に合わせて「新型コロナとの闘いに関する短編ビデオ賞」が増設された。各賞は、「一帯一路」参加国・地域のメディア、機関、個人を対象に募集され、80ヶ国・地域から作品4485点の応募があった。審査は、学術委員会による1回目の審査、審査委員会による2回目の審査、BRNN理事会による最終審査の順で実施された。今月19日に北京で開催されたBRNN第2回理事会議で、第1回「シルクロード賞」の最終審査が行われ、受賞作品リストが発表された。ここでは各受賞作品をチェックしてみよう。人民日報が報じた。

深層報道賞

大賞

作品タイトル:カザフスタンと「一帯一路」イニシアティブ:どこかへと向かう道

作者:クリス・ライト(英国)

作品紹介:

この報道は、中国とカザフスタンの国境地点にある霍爾果斯(コルガス)通関地のここ数年の発展と移り変わりを記録し、中国とカザフスタンの国境の建設成果を描写し、対外貿易と国際定期貨物列車「中欧班列」、ひいては今後の産業レイアウトに対する比類のない見解を示しており、「一帯一路」イニシアティブの踏み込んだ発展に有益な参考を提供している。

入賞作品

作品タイトル:旅客や貨物輸送のためにアクセス条件を整える中国

作者: ヌルジャン・カスマリエワ(キルギス)

作品紹介:

この報道は、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)の交通運輸の発展を記録することで、中国の発展の活力とポテンシャルを紹介している。記事には、マクロな視点だけでなく、ミクロな視点も含まれており、大湾区が今後、世界的に影響力ある国際イノベーションと技術の中心になり、「一帯一路」建設に有利な条件を整えるであろうとしている。

作品タイトル: ラオスの一体化戦略実施や強靭な経済構築をバックアップする「一帯一路」

作者:マニカン・パンスヴェンサイ(ラオス)

作品紹介:

この報道はテーマが鮮明で、ラオスがどのようにして「一帯一路」共同建設イニシアティブのチャンスを掴んでいるかを主に紹介している。記事はラオスの2つの大型プロジェクトである「中国ラオス鉄道」と「ヴィエンチャン—ボーテン高速道路」の建設に的を絞った紹介を行っており、交通インフラの整備がラオスの経済発展推進を協力にバックアップすることを論証している。

作品タイトル:「一帯一路」:中国から伸びる道路

作者:ユーレディ・マルティネス(キューバ)

作品紹介:

この報道は、中国が国の扉の開放に継続的に力を入れ、優れたビジネス環境を提供し、「一帯一路」共同建設参加国間の文化と人的・文化的交流を強化することで、教育、テクノロジー、文化、スポーツ、観光といった分野で、一歩踏み込んだ協力を実現していることを詳しく紹介している。また、共に課題の対応に取り組み、保護主義や一国主義を実施しようとするいかなる企てにも反対し、多国間体系やルールを基礎とした世界秩序を維持するよう呼び掛けている。

作品タイトル:「一帯一路」:世界平和と経済繁栄の促進剤

作者:「パキスタンオブザーバー」(パキスタン)

作品紹介:

この報道は、「一帯一路」共同建設イニシアティブがインフラ整備を重視し、雇用を創出し、人々の生活を改善しているといった多くのメリットに注目している。そして、中国とパキスタンの経済回廊に懐疑的な見方を示したり、反対したりする論調に反駁し、冷戦思考を捨て、貿易における障壁を取り除き、世界の全ての国がウィンウィンを実現することを提唱している。

報道写真賞

大賞

作品タイトル:私の両親は鳥類学者

作者:スベトラーナ・タラソワ(ロシア)

作品紹介:

この写真家は、カメラを鳥類学者のアレクセイ・ドゥルズヤカとその家族に向け、鳥類学者のシンプルで、ゆったりとした普段の生活を記録している。作品は、人と動物、人と人の間のぬくもりにあふれている。そして、家族の温かさと動物に対するやさしさをコラボレーションさせ、科学研究の精神を表現している。また、シンプルで飾り気のない写真は、家族を守るように、地球の全ての生物を守らなければならず、そしてそれは全ての人が子供の頃から養うべき見方であり、能力であることを教えている。

入賞作品

作品タイトル:中国を垣間見る

作者:ヤン・レイマ(フランス)

作品紹介:

ここ約30年、フランスの著名な写真家ヤン・レイマ氏は、中国に関する60以上の報道を行い、中国に関する書籍を4冊出版してきた。「中国を垣間見る」に収録されているのは2013年から2019年の間に撮影された写真で、ヤン・レイマ氏は平凡な中国人の物語に迫っている。小さな事から大きな事を知ることのできるこれらの作品は、中華の大地の人情味あふれる瞬間を通して、中国の発展の活力をしみじみと感じさせてくれる。

作品タイトル:ダカール・ファッションウィーク

作者:ファティマ・エスマ・アルスラーン(トルコ)

作品紹介:

2020年12月、第18回ダカール・ファッションウィークは新型コロナウイルスの影響で、屋外で開催された。「簡素」な会場となったものの、写真家は作品を通して、都市におけるファッションとアグレッシブな自然の「競演」を表現している。作者は、「貧しくても、富んでいても、どこの人であっても、オシャレを追求し、素敵なものにあこがれるというのは、人類共通の思いである」ということを伝えたいのかもしれない。

作品タイトル:シロバナムシヨケギク

作者:ビトー・フスコ(イタリア)

作品紹介:

この作品は、復活したケニアのシロバナムシヨケギクの産業チェーンを記録している。シロバナムシヨケギクの典型的なイメージを映し出すことで、作者は収穫農家、加工作業員、加工工場経営者、仲介業者などが、このグリーン産業チェーンにおいて、どのように生計を立てるために奮闘しているかを描いている。

作品タイトル:人と自然

作者:ニック・ウット(米国)

作品紹介:

この作品を通して、AP通信の元カメラマンであるニック・ウット氏が、報道写真の撮影とは別に、個人の趣味として撮影した「人と自然」の関係を見ることができるほか、作品の表現力やその繊細な部分を通して、「完璧」な構図、瞬間、視点というプロフェッショナルなテクニックを実感することができる。

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング

  • 全部
  • 経済
  • 社会
  • 政治