中国人の海外旅行が再開されると、タイは香港地区に次いで人気の旅行先になった。オンライン旅行会社「携程」のデータによれば、1月になってから、タイのホテル予約件数が前年同期比で480%増加し、そのうち中国大陸部からの予約が3割以上を占めるという。同期の大陸部観光客からのタイのホテル予約件数は前年同期の21倍以上になり、前月同期との比較では2倍になった。春節(旧正月、2023年は1月22日)連休期間の大陸部観光客からのタイのホテル予約件数は12倍近く増加している。このほか、飛猪(フリギー)のデータでは、過去1週間近くに海外航空券の予約件数が前年同期の4倍以上になった。同時に、春節連休期間の海外旅行予約件数が大幅に回復しており、3年近くぶりの最高を更新した。行き先がアジアの予約件数が5割以上を占め、中でもタイの予約件数が20倍近く激増した。
春節のタイ旅行の人気高騰により、旅行先としてタイに改めて注目するようになった人が少なくない。ネットユーザーの中には、攻略法を打ち出し、「(海南省の)三亜市とタイなどの海外の旅行先とで航空券やホテルの価格はそれほど違わない」と発信する人もいる。
筆者も実際に計算してみた。旧正月の大晦日にあたる1月21日から26日まで5泊6日の日程で旅行する場合、北京-三亜の往復航空券代にJWマリオット三亜海棠湾リゾート&スパのプライベートプール付きダブルベッドルームに2人で5泊する料金を合わせると3万1835元(1元は約19.1円)が必要になる。これは旅行全体の支出は大人1人約2万元かかることを意味する。また同じ日程で北京からタイのプーケット島に出かける場合、往復航空券代は1人あたり7568元以上、豪華ホテルのバンヤンツリープーケットのプライベートプール付きヴィラに2人で5泊すると約2万7855元で、旅行全体の支出は1人約2万1500元になる。比べてみると、春節連休期間には三亜に行ってもタイに行っても出費はそれほど変わらない。
北京第二外国語学院観光科学学院の谷慧敏教授は、「現時点ではタイへの直航便が少なく、タイへの往復航空券代がまだ高く、これに移動にともなう時間的コストも加わるので、春節連休には三亜に行く消費者の方が少し多いだろう」と予想する。
同学院中国文化・観光産業研究院の呉麗雲准教授は、「タイへの国際便が徐々に回復していることや、タイが中国国民のインバウンド観光に友好的な態度を取っていることもあって、タイは今年の春節連休期間に中国国民の海外旅行で人気の目的地になる可能性が高い」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年1月13日
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