中国の宇宙ステーション「天宮」が月をバックに通過するシーンを見たことはあるだろうか?

北京時間今月7日1時16分06秒、清華大学の博士課程で学ぶ張嘉奇さんたちは大学の運動場で、「天宮」が月をバックに通過するシーンの撮影に成功した。その瞬間はわずか0.536秒というスピードだった。

「天宮」が月をバックに通過する映像(再生速度をスローに調整した映像)。
張さんによると、宇宙ステーションが月や太陽をバックに通過する現象は毎日発生するものの、地上から見える位置は日によって異なる。清華大学の学生天文協会は以前、宇宙ステーションが太陽をバックに通過する映像の撮影にチャレンジしたものの、その捉えた映像は思い描いていたような出来ではなかったという。そこで張さんは同級生数人と、宇宙ステーションの軌道情報予想に基づいて、今月7日早朝に、清華大学の西大運動場で「天宮」が月をバックに通過する映像の撮影にチャレンジし、見事成功した。

(撮影・王世豪、李建松)。
張さんは、「天宮が月をバックに通過するシーンに感動した。軌道情報は公開されており、具体的な位置や時間を計算することができる。その瞬間を撮影できて本当に幸運」と胸を張り、「月をバックに通過するのはほんの一瞬で肉眼でははっきり見ることもできない。それでも今回は撮影できた。天宮に中国人が乗っていることを考えると、本当に誇らしい気持ちになる」と話した。(編集KN)

今月7日早朝、清華大学の運動場で、張さんたちが適正露出で撮影し、合成した星空の写真。写真には数学の公式も書かれており、「物質や放射は薄まっていくが、星空に対する揺るぎない愛は変わらない」という思いが込められている(撮影・王世豪)。
「人民網日本語版」2023年3月9日
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