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実験モジュール「夢天」、燃焼実験キャビネットが初の点火実験に成功

人民網日本語版 2023年03月03日15:39

宇宙ステーション燃焼科学実験キャビネットのメタンガス燃焼の様子(左)と、地上の同一条件のメタンガス燃焼の様子(右)。  画像出典:中国科学院工学熱物理研究所と清華大学燃焼エネルギーセンター

中国科学院宇宙応用工学・技術センターがこのほど明らかにしたところによると、宇宙ステーション実験モジュール「夢天」が2022年10月末に軌道に打ち上げられてから、夢天の各科学実験キャビネットが給電検査及び基本機能セルフテストを相次いで遂行した上、機能指標テスト及びパラメータ最適化を行った。計画に基づきモジュール外ペイロードの保温、高精度時間周波数キャビネット及び極低温原子キャビネットの真空保持、ペイロードの軌道上試験などの50数件の任務を遂行した。各科学実験キャビネットは現在、稼働状況が安定しコンディションも良好だ。科学実験プロジェクトは、流体、二相、高温、燃焼などの関連実験キャビネットで展開されている。人民網が伝えた。

夢天の燃焼科学実験キャビネットは2月16日、初の軌道上点火試験に成功した。今回の点火実験はメタンガスを燃料とし、前後2回の点火は合計で約30秒続いた。高速カメラが伝送した実験画面には、メタンガス予混合燃焼の炎(内側の円錐形の炎)が拡散する炎に包まれる様子がはっきり示された。

燃焼キャビネット科学実験システムチーフデザイナーで、中国科学院工学熱物理研究所研究員の鄭会龍氏は、「今回の点火成功は、宇宙ステーション燃焼科学実験システムの機能の完全性及び実験フロー全体の正確性・科学性を検証し、今後の宇宙科学燃焼実験プロジェクトに向けて良好な基礎を築いた」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年3月3日

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