広東省汕尾市を流れる川で最近、木や雑草が燃える火事が発生した。それを発見した男性・張さんは水上オートバイですぐに駆け付け、ドリフトさせて火に水をかけ、消し止めた。中央テレビニュースが報じた。
その日、友達と水上オートバイを楽しんでいた張さんは400メートルほど先で煙がモクモクと上がり、その周りには電柱もたくさん立っていることに気付いた。そこで、現場に直ぐに駆け付けると、草むらが燃えているのを発見。放っておくと、大火事になる可能性があったため、110番通報と119番通報をしたという。
さらに、張さんたちは相談して、馬力の一番強い水上オートバイで消火を試みることにした。張さんは、水上オートバイを何度もドリフトさせ、カーブを曲がる際に上がる水しぶきで、燃えている草むらの消火を試みたのだ。その動作を30分ほど続けたことで、かなり広い範囲の火を消し止めることに成功したという。
その後、駆け付けた消防隊員も消火活動を行い、張さんたちも引き続きバックアップして、最終的に、火は完全に消し止められた。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月2日