四川省の成都市植物園が厳選した4種・4000粒のフヨウ(芙蓉)の種が昨年、有人宇宙船「神舟14号」と「神舟15号」で宇宙に向かった。「宇宙育種」の旅を終えた種は昨年末に地球に帰還した。成都市植物園科学研究苗畑拠点の科学研究者は今月、この宇宙フヨウの種をまいた。
フヨウは成都市の市花だ。16日、成都市植物園科学研究苗畑拠点から宇宙種子の発芽が開始したとの朗報が伝えられた。成都市植物園植物資源開発・利用研究所の石小慶所長は取材に、「予想通り、宇宙放射線を浴びたフヨウの種は正常な種よりも発芽が早かった。想定外のことがなければ、早ければ今年10月にも開花が始まるだろう」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月22日