22日に発表された「中国ぜいたく品報告2023」によると、新型コロナウイルス対策の最適化後、中国大陸部は経済的活力復活の新たな局面を迎え、ぜいたく品市場の活力が年内に回復する見込みとなっている。
大陸部では、消費者信頼感指数が上昇に転じた影響を受けて、回答者の52%がぜいたく品への支出が増えると予想しており、これは新型コロナウイルス感染症前の2020年の44%を上回る。ぜいたく品への支出が減ると予想する回答者の割合は10%まで下がり、2020年の新型コロナ前のデータと同じ水準まで戻った。購入予定のぜいたく品のうち、購入意欲の最も高い品目は服飾(53%)、旅行(52%)、高級志向の飲食(48%)となった。
デジタル化の急速な発展と新型コロナ期間の日常生活への一層の浸透により、中国大陸部の消費者の間ではオンラインでの購入がすでに日常となっており、これはぜいたく品の選択・購入においても例外ではない。調査によると、オンラインでのぜいたく品購入に対する回答者の信頼感は著しく高まっている。安心できるぜいたく品の購入方法では、「天猫淘宝」や「京東」など総合ネット通販業者を選択する回答者が2021年と比べて10~30%と大幅に増加した。
以前の「中国ぜいたく品報告2022」でもこの趨勢は同様だった。同報告によると、2022年に中国のぜいたく品市場のオンライン取引は急速な増加を続け、オフラインでの購入からオンラインでの購入への移行が進んだ。2022年、国際的な高級品ブランドの中国でのオンライン取引は31%の急成長を遂げ、2200億元(1元は約19.0円)に達した。中国ではぜいたく品のオフライン取引が31%減少する中、オンライン取引の割合は40%に達し、過去最高を更新した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年3月23日