各方面から注目されていた5月の中期貸出制度(MLF)操作がの結果が明らかになった。中期政策金利と見なされるMLF金利は9ヶ月連続で据え置かれることになった。
中国人民銀行(中央銀行)は15日に公告を発表し、銀行システムの流動性の合理的なゆとりを維持するために、1250億元(1元は約19.5円)規模のMLF操作と20億元規模の公開市場リバースレポを行い金融機関の需要を十分に満たし、基準金利はいずれも前回の操作から据え置いた。
4月には、一部の中小規模銀行と株式制銀行が預金金利を相次いで引き下げ、協定預金の金利と通知預金の金利の自律上限が今月15日に調整期を迎え、さらに4月に社会融資と貸出が予想を下回ったため、市場では政策金利引き下げに対する注目が高まっていた。
中信証券は「MLFの金利引き下げの緊急性は高くない」と指摘する。人民銀の易鋼総裁は3月にかつて公開の場で、「現在の実質金利の水準は比較的適切である」と発言した。そして、4月28日に行われた中央政治局会議では、第1四半期(1-3月)の経済回復について十分に評価した。
人民銀の前回のMLF金利の調整は昨年8月までさかのぼる。当時はMLF操作と公開市場リバースレポで基準金利を同時に10ベーシスポイント引き下げる手を打ったが、その後は据え置いたままだった。
今年5月には1000億元のMLFが期限を迎えるため、人民銀は5月に250億元ロールオーバーすることになる。
人民銀はMLFを6ヶ月連続でMLFをロールオーバーした。実際に上回った金額は2022年12月が1500億元、23年1月が790億元、2月が1990億元、3月が2810億元、4月が200億元、5月が250億元となっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年5月15日
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