中国初の高圧純水素パイプラインの試験が25日、国家管網集団パイプライン断裂制御試験場で成功した。中国が今後大規模な低コスト長距離純水素輸送を実現する技術的サポートを提供することになる。中央テレビニュースが伝えた。
哈密国家管網集団パイプライン断裂制御試験場で、作業員が6.3MPaパイプライン水素充填試験と9.45MPaパイプライン爆発試験を行った。各種結果はいずれも予定通りだった。
国家管網集団西部パイプライン公司の技術専門家である邱姝娟氏は、「1ヶ月間にわたる試験で、(パイプラインの)水素充填試験と(純水素)爆発の2つの段階が含まれ、パイプライン設備の水素ガスの適合性、バリア性、設備接続箇所の密閉性を検証した」と述べた。
今回の試験は中国初の水素輸送非金属パイプラインの高圧試験で、中国初の非金属パイプラインの高圧純水素爆発試験でもあった。今回の試験が行われた国家管網集団パイプライン断裂制御試験場は、英国とイタリアに続く世界3番目のパイプライン断裂制御試験場だ。
国家管網集団西部パイプライン公司科学技術サービスセンター製法所所長の楊明氏は、「水素や二酸化炭素など複数の媒体の貯蔵・輸送の先端技術の研究開発を急ぎ、従来の油ガスパイプ輸送業務と新エネ貯蔵・輸送業務の融合発展を推進し、水素エネルギーの製造・貯蔵・輸送・利用の全チェーン産業の建設をサポートする」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月26日