中国の宇宙飛行士による宇宙ステーションでの野菜栽培がすでに現実になったが、10日、北京市で行われた宇宙ステーション科学・応用プロジェクト募集説明会で、中国有人宇宙飛行宇宙応用システム総指揮補佐の張偉氏は、「中国の宇宙ステーションでゼブラフィッシュを飼育し、小型密閉システムにおける魚と微生物の相互作用の研究に用いる」と述べた。
ゼブラフィッシュには、脊椎動物で、骨量減少及び標的遺伝子の脊椎動物における発現や機能などの研究に利用できるというメリットもある。
魚の飼育以外にも、中国有人宇宙飛行宇宙応用システムサブチーフデザイナーの鍾紅恩氏は、「将来的に宇宙ステーションでマウスを用いた実験を行う予定だ。これにはマウスの宇宙における成長実験及びマウスの地上受精後の宇宙妊娠・出産の実験が含まれる。これらの実験により人類の宇宙繁殖の可能性を研究したい」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月12日