中視伝媒、知財権侵害訴訟で小学館に勝訴
中国の中視伝媒股フェン有限公司が小学館を相手取り提起した知的財産権侵害訴訟で、最高裁第3小法廷はこのほど、小学館の上告を受理しないことを決定し、中国側の勝訴が確定した。新華網が伝えた。
中視伝媒公司は2009年4月、自社が有する「中国世界自然文化遺産」シリーズのDVD(7部)を小学館が2004年9月に無断で複製・販売し、著作権を侵害されたとして東京地方裁判所に提訴。小学館に対して、著作権侵害行為を認め、2500万円の損害賠償を支払うよう求めた。
東京地裁は2011年7月、小学館の著作権侵害を認め、小学館に10万円の賠償を求める一審判決を下したが、 原告・被告の双方はこの判決を不服とし、知的財産高等裁判所に控訴した。
知的財産高等裁判所は昨年2月、小学館の著作権侵害を認め、小学館に1065万円の支払いを命じる二審判決を下した。小学館はこの判決を不服として上告していたが、第3小法廷は民事訴訟費用に関する条項に基づき、これを受理しないことを決定した。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月17日