中国人気女優の初監督作が公開 甘酸っぱい青春描く
中国の人気女優・趙薇(ヴィッキー・チャオ)の初めて監督を務めたことで話題となっている映画「致我們終将逝去的青春」が26日から中国全国で公開される。
■映画の名門大学・北京電影学院の修士課程で最高得点を記録
中国の人気女優・趙薇といえば、日本では周星馳(チャウ・シンチー)の監督作「少林サッカー」(原題:少林足球、2001)のヒロイン役で知られているが、中国大陸部では1997年に放送された台湾・大陸部の合作ドラマ「還珠姫-プリンセスのつくりかた-」(原題:還珠格格)のヒロイン役に北京電影学院の2年生時に出演したことで、社会的なブームを引き起こすほどの人気者になった。それ以来、国民的なアイドルとして活躍を続け、今に至る。2011年には主演を務める「画皮 あやかしの恋」が当時の中国語映画の史上最高の興行記録を打ち立てる大ヒットとなっている。
趙薇は近年、母校である映画の名門大学・北京電影学院の修士課程で監督の勉強をしていたが、監督デビュー作「致我們終将逝去的青春」は、その卒業制作に当たる。同映画のラフカット版は、北京電影学院の卒業制作として99点の高得点が付けられた。これは北京電影学院の監督科修士課程において過去最高得点の成績だという。