ヴィッキー・チャオ初監督作 記録的なロケットスタート
ヴィッキー・チャオ初監督作の主題歌が公開 フェイ・ウォンが歌う
中国の人気女優・趙薇(ヴィッキー・チャオ)の初監督作品「致我們終将逝去的青春」(以下「致青春」)は26日に公開された。不確かな統計によると、初日の興行収入は26日夜11時の時点で4500万元(約7億1550万円)を超え、「泰◆」(Lost in Thailand/2012)が保持していた3500万元(約5億5650万円)の過去最高記録を更新した。「新華網」が伝えた。
同日午前0時に公開されると、レイトショーに3万1000人が訪れ、101万元(約1606万円)の興収を記録、レイトショーとしては今年最高となった。
初日の26日は、全国各地の映画館はすべて「致青春」を一押し映画として上映し、湖南省の長沙、吉林省の長春、四川省の重慶、福建省の福州、浙江省の杭州など多くの地域でチケット入手が難しい満員の状況が続いた。一部映画館では満員のためチケット購入の際に混乱が生じた。当日「致青春」は全国スクリーンの34.02%の占有率となり、全国TOP15の都市で日平均上映スクリーン数の1位となった。特筆すべきなのは、このような高い占有率を記録した映画は過去に中国語映画興行新記録をつくり12億6000万元(約200億3400万円)の興収を挙げた「泰◆」と12億4000万元(約197億1600万円)の興収を挙げた周星馳(チャウ・シンチー)映画「西遊降魔篇」(2013)の2本しかない。
中国大陸部は、台湾や日本、韓国などと比べると、青春映画というジャンルがまだ成熟しておらず、現在でもこの種の映画は少ない。このため、中国大陸部初の本格的な青春映画「致青春」を前にした中国観衆は、これまでにないほど熱い反応を引き起こしている。「致青春」のキーワードは25日から中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」の検索ランキングで3位となっている。26日からはさらにミニブログ総合人気ランキングや、リアルタイム人気ワード、テレビ・映画人気検索ランキングなどの多くのトピックでトップに立っている。中国のシネコン・北京嘉美国際影城の関マネージャーによると、「致青春」は2012年から今に至るまで、なかなか見られなかったタイプの映画であり、2013年の中国語映画市場に新鮮な風を吹き込んでいるという。(編集MZ)
*◆は国がまえで上に「八」、下に「口」の下線なし
「人民網日本語版」2013年4月27日
映画「致我們終将逝去的青春」