ヴィッキー・チャオ初監督作 主演女優が語る撮影現場
中国の人気女優・趙薇(ヴィッキー・チャオ)が初監督作品として話題になっている映画「致我們終将逝去的青春」が26日から中国全国で公開された。「揚子晩報」が伝えた。
映画の名門大学・北京電影学院の監督学科修士課程の卒業作品として制作されたこの映画は、北京電影学院の監督学科史上、最高得点を獲得する成績を得た。ヒロインを演じるのは中国の若手女優楊子●(ヤン・ズシャン)。ヒロインをめぐる青年2人に、台湾の人気俳優・趙又延(マーク・チャオ)、中国の元スーパージュニアの中国人メンバー・韓庚(ハンギョン)が扮している。ヴィッキー・チャオの親友・王菲(フェイ・ウォン)が主題歌を務めていることも話題となっている。
主演を務めた楊子●はこのほど、今回初めてメガホンを取った趙薇の撮影現場での様子などを電話インタビューで語った。
■主演女優が語る撮影現場と趙薇監督
----主演女優の役作りに騙された趙薇
1986年に生まれた楊子●は年は若いが、実は芸歴は長く、南京芸術学院の音楽演技学科を卒業後すぐにデビューした。趙薇が映画のヒロインを演じる役者を探していると聞き、楊子●は小説を何度も読み返して準備を行った。カメラテストでは4つのシーンを演じ、見事カメラテストに合格。ところが実際にクランクインして映画を撮っていると、趙薇が大きな声で「やられた!」と叫んだ。実は、楊子●はカメラテストの前に役づくりを入念に行っており、「自分をできるだけ明るく、活発に見せて、小説の中の鄭微のイメージに近づけた」。むしろ鄭微の物静かな親友役を演じる女優・江疏(ジャン・スー)の方が性格は明るく活発。趙薇は「あんたら性格が反対なのよ!」とため息をついたという。