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流失した中国国宝を返還 フランス企業が表明

 中国を訪問中のフランス流通大手PPRのフランソワアンリ・ピノー会長は北京で26日、中国国家文物局の幹部と会談した。ピノー会長は、清朝の離宮・円明園から海外に流失した十二生肖獣首銅像のうち、現在ピノー家が保有する鼠首と兎首を返還すると語った。「中国網」が伝えた。

 円明園の十二生肖獣首銅像は、1860年に英仏連合軍が円明園を焼き払った際に海外に流失して140年余りがたつ。十二生肖獣首銅像はもともと円明園の噴水にあった「水力時計」の噴射口として設置されていたため、この「水力時計」は「十二生肖獣時報噴水」と呼ばれていた。十二生肖獣首の銅像は八の字を描いて並べられ、それぞれが噴水の両端にある人体を模った石の台の上に設置されていた。各動物はそれぞれが噴水の噴射口となり、一刻(いっとき)が過ぎると、担当の動物の口から水が2時間噴射された。古代の一刻は今の2時間に当たり、十二刻で24時間となる。正午になると、すべての動物の口から一斉に水が噴射され、壮大な景観だった。

 円明園の十二生肖獣首銅像のうち、牛首、猿首、虎首、豚首(日本の干支の猪にあたる)、馬首はすでに中国に戻っている。残り5つの竜首、蛇首、羊首、鶏首、犬首の銅像は今なお所在が分からない。鼠首と兎首の銅像は中国に返還される最後の2点となるかもしれない。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年4月27日

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