「清華簡」を国連本部で展示
国連の中国常駐代表団と清華大学が共同で開催する「竹簡に記された中国の経典 清華簡と中国古代文明」展が米ニューヨーク時間の27日から30日まで、国連本部のホールで行われる。「清華簡」が国外で展示されるのは初めてで、中国古代文明に関する最新の発見を世界に示すと共に、海外で中国が行う古文献学分野の初めての展覧でもある。人民日報海外版が伝えた。
清華大学は2008年7月に国外に流出していた戦国時代の竹簡を収蔵した。学界で「清華簡」と呼ばれるこれらの竹簡は総計約2500枚で、最も長いものは長さ46センチある。「清華簡」はおよそ紀元前300年ごろの中国の戦国時代の楚国で埋められた、経や史に関する経典的な竹簡で、「尚書」、「詩経」、「易経」等の儒家経典や多くの歴史的著作が含まれる。「清華簡」は整理を経て、合計約64編の文献、総数6万文字近くあることがあきらかになっており、中国の伝統文化の核心的な内容に関連がある。そのうち大部分のものは2000年以上にわたって失われていたもので、非常に貴重で重要である。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年8月29日