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「『日中国交回復』日記・外交部の『特派員』が見た日本」出版

 中日国交正常化40周年を記念し、中国でも屈指の知日派外交官として知られる王泰平氏の著書「『日中国交回復』日記・外交部の『特派員』が見た日本」がこのほど、社会科学文献出版社より出版された。人民日報のウェブサイト「人民網」が伝えた。

 王氏は中国駐日本国大使館、駐札幌、駐福岡、駐大阪総領事館(大使級)に勤務した後、中日両国政府共同事業である公益財団法人・日中友好会館の中国代表理事を務めた。現在は中日友好21世紀委員会・中国側副秘書長、中日韓経済発展協会・会長、中日関係史学会・副会長などとして奔走している。中日国交正常化の前後(1969-1973)には、中国外交部が日本に派遣した最初で最後の記者として、外交部、新華社の連名で、「北京日報」日本特派員として駐在した経歴を持つ。

 「『日中国交回復』日記・外交部の『特派員』が見た日本」は記者としての著者の生涯における体験と、自ら見て、聞いて、学び、感じたことが如実に記されており、3章からなる。

 第1章では、著者の赴任中に印象深かった出来事、とりわけ周恩来総理、外交部高官の指示に従い、中日国交樹立に向けて働いていたころの様子、そして国交正常化前後の重大事件、国交樹立過程で行った取材記録が描写され、中日国交の歴史的過程における両国首脳の対話の場面、さらに当時の特殊な歴史的転機の知られざる内幕が、生き生きと再現されている。第2章では、ほこりに埋もれていた日記に記されていた記者時代の取材、考察、調査研究の内容と、当時の異国での生活体験で得た心得と感想が、40年の月日を超えて日の目を見た。第3章では、関連内容として、記者としての生涯と密接に関わりのある人々と出来事が綴られている。本書は読みやすく知識に富んでおり、中日国交正常化当時の日本、中国、そして中日関係の理解・研究に向けた生の資料であり、また現代の日本、中国、中日関係の観察・分析にとっても価値ある資料と言える。

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