日本経済 低迷の泥沼にはまる
記者は最近、日本のタクシードライバー中村さん(40)と次のような会話をした。
「近頃は商売上がったりで、毎日必死に仕事を引っ張ってきても、1日の売上はせいぜい5万円だ。昔は楽に7万円は稼げた。しかし知り合いは私よりももっとひどい状況だ」
「どうしてそれほど不景気なのですか?」
「日本には資源がなく、製造業が最も重要な産業だ。今は製造業が不景気で、社員の給与と賞与が減少し、外で食事し酒を飲む余裕がなくなった。これではうちの商売も減ってしまう」
「昨年の東日本大震災の時は、今よりもっとひどかったでしょう」
「あの頃は今よりも良かった。あの頃はみんな必死に働いて、勢いがあった。しかし今もまだ希望が見えず、やる気を失ってしまった。それに日中関係も悪化し、日本経済の先行きが余計に不安になってきた」
中村さんの言葉は、様々な面から日本経済の現状を反映している。内閣府が今月12日に発表した2012年第3四半期国内総生産(速報値)によると、物価変動要素を除く実質的なGDPは前四半期比0.9%減となり、年率では3.5%減少し、3四半期ぶりの「マイナス成長」となった。人民日報が伝えた。