日本車の人気回復 安心保証サービスが奏功
先週末、記者は北京市豊台区の広汽トヨタ嘉城小紅門店を取材した。すでに退勤時間が迫っていたが、車を見に来た消費者の姿が目立った。近日中の購入を予定している張さんは、「安心保証サービスが受けられると聞いたため、以前よりも安心して日本車が購入できるようになった」と語った。北青網が伝えた。
これは北京市場における日本車の縮図と言える。10月中旬・下旬より、東風日産、東風ホンダ、広汽トヨタ等の日系合弁会社が安心保証等のサービスを開始すると、過去数週間内に日本車の北京市場における販売が回復を始めた。消費者の購入時の懸念が減り、販売店を訪れる人が増加した。東風日産等のブランドは、販売も人気も通常の8割まで回復している。
11月と12月は自動車購入の小ピーク期とされている。これまでの低迷による損失を取り戻すため、日本車はマーケティング活動を強化し、年末に今年の販売台数を押し上げようとしている。車を購入もしくは買い換えた場合、金の延べ棒がプレゼントされるというキャンペーンを実施している日系車メーカーもある。日本自動車メーカーもまた、販売店の売上目標を下方修正しており、負担を軽減している。
◆販売が8割まで回復 安心保証が人気のカギ
東風ホンダ北京国機隆盛店の付莉莉総経理は、「北京地区は全体的に回復傾向を見せており、販売が通常の約8割まで回復している」と語った。北京市場では現在、東風日産、東風ホンダ、広汽トヨタ等の日本ブランドの販売店が、これまでの低迷からの脱却を開始しており、販売台数と人気が回復している。東風南方亮馬店の陳琳琳販売総監は、「当店の人気が急速に回復しており、年間の販売目標の達成が可能となった」と述べた。