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おなじみのウーロン茶広告写真が中国のネット上で人気

 日本の著名広告写真家・上田義彦氏が撮影した某ブランドのウーロン茶の広告写真がこのほど、中国のネット上で人気を集めている。今年4月に宮崎あおいを起用するまで、モデルはすべて中国人だった。プロのモデルではなく、バレエや音楽などのプロフェッショナル達だ。これまでに同ブランド広告に出演した華流スターには、范氷氷(ファン・ビンビン)、張震(チャン・チェン)、孫儷(ベティ・スン)、楽基児(ゲイリ・ライ)らがいる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 上田氏の作品は、氏が記者にみせた微笑みのように、静かで素朴な中に優雅さを秘める。それは胸の高まりをレンズの向こう側に隠しているからかもしれない。自身の事は語らない上田氏だが、随分前の原始林での撮影に話が及ぶと、どれだけ自分の世界に浸っていたかを明かした。「ファインダーを通して前を見つめたとき、確かに全身が震えていた」

 上田氏は1957年、兵庫県生まれ。独学で撮影を学び、20歳のとき、パリをモチーフにした写真家の作品に魅せられ、写真と切っても切れない縁が生まれた。1980年から翌年にかけて、広告写真家・福田匡伸氏、有田泰而(ありた・たいじ)氏に師事、1982年、東京に上田義彦スタジオを設立し、競争の激しい日本の広告撮影業界に飛び込んだ。後に日本で最も勢いのある広告写真家となった。(編集HT)

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