落とした100元札が街灯に貼られる
新しい100元札が通学路の街灯の上に貼り付けられ、落とし主を待っている。こんな光景が19日、中山大学大学城校区で見られた。落ちていた100元札を拾った人が近くの街灯の柱の上に貼り付け、「ここで拾いました。落とした人は持って行ってください」と書き付けたのだ。
19日午前10時半、中山大学大学城校区の学生、「陳大陳」さんは試験を終え図書館へ向かう途中で、100元札が1枚街灯に貼り付けられているのを見た。100元札の上には小さなメモ用紙も張られていた。「街灯にはよくポスターなどが貼られているから、最初はポスターか広告だと思った。」陳さんは早めに試験を終わらせてきたため、道には通行人は少なく、このお札に気づいた人はいなかった。「その後やっと100元札だとわかった。メモには『ここで拾いました。落とした人は持って行ってください。落とし主でないなら、持って行ったら拾い主に顔向けできますか?』と書かれていた。」メモを見た陳さんは、テレビのどっきり番組の類かと思ったという。
陳さんが撮影したこのお札をミニブログで発表すると、大きな反響があり、多くの人がこうした行動を褒め称えた。19日午後1時20分に再び通りかかった陳さんが見ると、100元札はまだ街灯の上に残ったままだったが、午後5時ごろにはなくなっていたという。「落とし主がお金を見つけた時には、きっと大勢がその人を取り囲んで『おめでとう。よかったな』と言ったことだろう。」陳さんはそう想像する。「羊城晩報」が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年11月21日