「京広(北京ー広州)高速鉄道が来月20日に開通予定」というニュースが19日、某メディアによって伝えられた。鉄道部門など各方面からの確証は今のところ得られていないが、信頼できる情報筋によると、開通は来月末となる可能性が高い。現在20時間以上かかる北京・広州間が、開通後は8時間あまりに短縮される見込み。つまり、広州で朝のお茶を一服した旅行者が、同日夕方には、北京で北京ダックを堪能できるという訳だ。北京晨報が伝えた。
○北京・広州間、最速8時間
京広高速鉄道線は、環渤海経済圏、中原経済区、武漢都市圏、珠江デルタ経済区を結び、北京ー石家荘、石家荘ー武漢、武漢ー広州、広州ー深センの4区間で構成される。このうち武漢ー広州間と広州ー深セン間はすでに開通、運行を開始しており、石武(石家荘ー武漢)高速鉄道の鄭州・武漢間は、今年9月に開通した。
現在の北京・広州線は、全長2294キロメートル、北京西駅からT15列車に乗車して広州に着くまで20時間以上かかる。現在の高速鉄道時刻表によると、広州南駅から武漢駅まで約4時間、京広高速鉄道が開通すれば、北京から武漢までも約4時間となる。従って、来月末に北京ー広州間の直通列車が開通すれば、北京ー広州間の所要時間は最速で約8時間となる見込み。途中駅に停車する場合は、9時間前後となる。京広高速鉄道は今後、香港まで繋がる予定で、2015年に深センー香港高速鉄道が開通する見通し。高速鉄道一本で、北京ー香港間を便利かつスピーディに往来することが可能になる。
○北京西駅の待合室、南広場付近に設置か
京石(北京ー石家荘)高速鉄道試験車両が先週、空積みの試運転を開始した。試験車両は不定期に北京西駅に出入りし、北京西駅では10番線のプラットホームを使用している。
京広高速鉄道の開通・運行後、北京西駅では6番線から10番線のプラットホームを使用する見込みが高い。乗客の便宜を図るため、高速鉄道の待合室は、駅南側に待合室が設けられる可能性が高い。その場合は、南広場改札口が最も便利になる。
北京西駅は現在、プラットホームの切符売場設置、待合室の改造、プラットホームの設備改善など、年末の京広高速鉄道開通に向けた準備を進めている。西駅2階のガラス製ドーム天井はすべてリニューアルされ、全く装いを新たにした北京西駅が年末にお目見えする。
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