日本ツアー価格2割安 今夏は日本旅行が狙い目
本格的な夏がまさに到来しようとしている現在、旅行市場も夏シーズンとともに盛り上がりを見せ始めた。今年、旅行マーケットの主力商品は中高年層から若年層へとターゲットが変わりつつある。これまで中国の若者に人気の旅行地といえば、日本や韓国だが、地元の旅行社によると、今年から日本ツアー価格が以前より大幅に値下げされているという。一部旅行社では値下げ幅が20%にも達する。今年の夏は日本情緒を味わってみるのも悪くない選択だ。 「広州日報」が伝えた。
■真夏のお薦めは北海道ツアー 花々が咲き乱れる草原
北海道旅行といえば、以前は多くの人が冬にスキーや温泉を楽しんだり、5月の初旬に最後の桜の開花を鑑賞したりしたものだが、真夏の時期に花を観賞しに行くというのも趣がある。5日、広州の中山地区にある旅行社を取材したところ、この1、2年、特に昨年は日本のツアーは人気がなく、中山地区出発のツアー参加者は以前の半分以下。九州など一部路線に至ってはツアー客が集まらないためツアー自体がキャンセルとなっていた。しかし、最近になってようやく日本への旅行者の客足が戻ってきた。
旅行社「中山国旅」の日本・韓国ツアーの担当者によると、今年は日本ツアーの価格の値下がりや人民元の上昇、さらに日系航空会社の航空券価格やガイド・ホテル価格も明らかに値下がりするなど、日本ツアーを取り巻くあらゆる業界の価格が下がったことで、相当の顧客を呼び戻すことができたという。
ここ数年で中国から日本へ向かう旅行市場が徐々に成熟するとともに、日本の各地域へのツアーも少しずつ組まれ始めている。代表的な大阪や東京ツアーのほかにも、東京、北海道、九州といった各地域のみを訪れるツアーも相次いで販売されたことで、消費者にさらに多くの選択肢が与えられた。日本のアニメ・漫画が若者層に人気なことから、ある旅行社では行程の中に三鷹の森ジブリ美術館やディズニーランドなどを加え、多くの若い旅行客を引きつけている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年6月7日