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韓国で中国ドラマが人気 中国語ブームが追い風に (2)

■時代ドラマの人気が高く 題材も多様化
 これまで韓国で人気を博してきた中国ドラマは「包青天」や「流星花園-花より男子」などすべて台湾で製作されたものだった。2000年に京仁テレビ局で放送されて最高視聴率4%(ニールセンコリア全国有料放送加入世帯基準)を記録した「還珠姫 - プリンセスのつくりかた- 」(原題:還珠格格)のヒット以降、 久しく見なかった中国ドラマブームが「宮廷女官ジャクギ」(中国名:歩歩驚心)で再燃した。タイムスリップを題材にした時代ドラマ「宮廷女官ジャクギ」は2011年10月にケーブルテレビチャンネルAsiaNで放映した際には平均視聴率は0.11%だったが、今年4月に再放送されると平均視聴率が0.64%に上がった。これについて、AsiaNのディレクター鄭成恩(音訳)氏は、「この中国ドラマの口コミが効き始めたことを示している」と語った。
 これ以降も、「宮鎖心玉」(2011)、「宮鎖珠簾」(2012)などの人気ドラマが引き続き放映されており、中国ドラマの黄金期を迎えている。現在の中国ドラマに見られる主要なテーマは幅広い西域と宮中の間の暗闘を描いた武侠ドラマや時代ドラマだが、「北京愛情故事」や「飲食男女」(2012年)などの青春群像劇も人気が高い。今月の15日、2PMのニックンとmiss Aのジアが出演する中韓合作青春ドラマ「一又二分之一的夏天」(1と1/2の夏)がクランクインした。元ソウル大学アジア研究所研究員の申恵善(音訳)氏は、「韓国ドラマや米国ドラマの影響を受け、中国ドラマの質も高まってきた。さらに豊富な人的・物的資源をもとに、中国の文化産業は絶え間なく発展してきた。韓国の視聴者にとって、中国の歴史を題材にしたドラマは親しみやすく、比較的容易に受け入れられる」と分析する。

■韓国俳優が相次いで中国ドラマに出演
 韓国俳優の中国ドラマへの出演が相次いでいることも、今後中国ドラマが韓国で成功する可能性を高めている。映画「MUSA -武士-」(2001年)や「カンナさん大成功です!」(2006年)などで知られるチュ・ジンモは今月から放送が開始された湖南テレビのドラマ「花非花霧非霧」に1話5000万韓国ウォン(約450万円)の高額ギャラで出演している。韓国ドラマ「妻の誘惑」の中国版リメーク作で主演を務めたチュ・ジャヒョンは中国ではすでに高い知名度を誇り、オリジナル版「妻の誘惑」で主演したチャン・ソヒやドラマ「噂のチル姫」で年下男を演じ中国でも人気を博したパク・へジンも中国ドラマに出演している。このほか、チョン・ジョンミンは「親情保衛戦」に、クォン・サンウは「風花雪月」に、チェ・ジウは「城市恋人」にと、今後続々と韓国俳優が中国ドラマに出演する。(編集MZ)

「人民網日本語版」2013年7月19日

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