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韓国で中国ドラマが人気 中国語ブームが追い風に

「宮廷女官ジャクギ」(中国名:歩歩驚心)2011年に韓国で放送された後、「中国ドラマブーム」が巻き起こった(写真:AsiaN提供)

 日本ドラマや米国ドラマに引き続き、最近、中国ドラマが本格的に韓国に進撃している。中国ドラマの専門ケーブルチャンネルCHINGで放映された全95話の「三国」(2011年)は、昨年10月14日に同時間帯視聴率(ニールセンコリア全国有料放送加入世帯基準)のトップに立ち、今年の2月3日には最高視聴率1.2%を記録した。7月第1週のIPTV(SK Btv) VOD海外ドラマ視聴率ランキングのトップ10のうち、2位の「軒轅剣」(2012年)や3位の「新倚天屠龍記」(2010年)など、中国ドラマ4本が上位にランクインした。韓国「朝鮮日報」の報道を引用して「中新網」が伝えた。

 ■中国語ブームに乗って「大陸スタイル」が台頭

 何かというと急に空を飛び、大げさなアクションを見せる。これが中国ドラマに対する韓国人のイメージだ。しかし、この偏見はすでに過去のものとなった。中国ドラマ専門のネット掲示板では、「豪華な衣装や巨大な規模の中国ドラマを見た時、日本ドラマや米国ドラマに取って代わる次のドラマを見つけたと思った」などのコメントがひっきりなしに交わされている。中国の時代ドラマの特徴は、俳優たちが劇中の異なるシチュエーションに基づいて詩を吟じるなど、古典美にあふれていることだ。中国ドラマは最終話まで撮影を終えてから放送される。これは、事前検閲や、標準語のアフレコ作業を行うためだ。中国特有の社会や地理的な要因から生じたこの製作システムは、逆に安定した製作環境を整え、作品の質の向上に貢献した。

 中国語学習ブームに乗って、中国ドラマは優れた視聴教材の役割も担うことになった。また、中国ドラマを教材として使用する学校も出てきた。一二三中国語学校の中国語講師・李克寧(音訳)さんは、「『北京愛情故事』(2011)や『銭多多嫁人記』(2011)、『離婚前規則』(2012年)などの人気現代劇を見ながら、日常会話を教えている」と語る。昨年3月、たった1クラス計12人で始めたこの課程は、現時点で8クラス、計50人に増えたという。

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