中国は至る所に激しい競争 独誌
19日付の独週刊誌シュピーゲルは「中国は至る所に激しい競争がある」とする文章を掲載した。環球時報が報じた。
文章の要旨は以下の通り。
中国では、私はよく人にじろじろと見られる。人を待っている時、見知らぬ人が、「一緒に写真を撮ってもいいですか?」と聞きにくる。その多くは、母親が幼稚園や小学校で少し英語を習った子供を前に出して、私に尋ねさせるというパタ.ーンだ。小さい子供は、私に手を振り、「Hello! Hello!」とあいさつしてくる。一方、年配者は、私がまるで「希少動物」であるかのように、私をじっと見つめる。
動物といえば、中国の多くの街角では、鳥、犬、猫、魚、亀などの小動物が買われている。鳥かごの傍らでは、お年寄りが中国将棋をさしている。自宅近くの大通りには、毎日市場が立つ。人々は、屋台で、肉と野菜を巻いた煎餅などの朝ごはんを買い求めている。
中国のタクシーには、「禁煙」マークが掲示されている。乗客は、禁煙をきちんと守る。ところが、運転手の方は、乗客を下ろしたとたんに、煙草に火をつけ、うれしそうにくゆらし始める。中国に住み始めた当初、私はいつも自宅の住所を書いたカードを懐にしのばせていた。中国語を話せなかったからだ。また、私はいつも中国語の「左」と「右」の区別がつかない。クラスメートは、私の左右の掌に、それぞれの字を書いてくれた。