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朝鮮半島問題:4カ国へそれぞれ一言 (2)

 ■韓国へ 焦点を見失うな

 韓国は38度線を隔てて朝鮮と向かい合っている。同盟国である米国が「保護の傘」を提供しているものの、安全保障は非常にもろい。南北の地理的位置と軍事配備の特徴から、朝鮮半島でいかなる衝突や戦争が起きても、韓国は最大の被害者の1つとなる。南北双方はかつて接触や交流を増やした時期があり、韓国の新政権も以前は李明博政権とは違いのある対朝政策を実行する意欲を繰り返し表明していた。朝鮮半島問題の主要当事国の1つである韓国は、朝鮮や米国につられて騒ぐのではなく、朝鮮半島情勢の緊張の火種を取り去る役割を果たすべきだ。

 ■日本へ 他国の危機につけ込みうまい汁を吸おうとするな

 朝鮮が衛星やミサイルを試験発射するたびに、日本は鳴り物入りでいわゆる「迎撃」に向けた配備をする。これは機に乗じて軍備を調整・増加する行動である面が大きい。過去の6カ国協議において日本は足を引っ張り、ごく一部の問題にこだわり続けることがあった。近視眼的戦略に基づき、朝鮮の「脅威」を口実に自らの軍備の発展と安全保障戦略の調整を図るこうした行動は、地域情勢に複雑な要素を増やすだけだ。

 朝鮮半島で戦乱が生じることはどの国の利益にもならない。騒ぎを起し戦乱を引き起せば、地域の平和・安定が打撃をこうむり、地域の協力・ウィンウィンが損なわれ、騒ぎを起したどちらの側の小さな算盤勘定も水泡に帰す。

 朝鮮半島情勢はまだ一触即発のレベルには達していないが、すでに地域の平和・安定を損なっている。中国の玄関先で騒ぎを起すことは断じて認めないとは、つまり朝鮮半島情勢の悪循環を制止し、いずれの側がいざこざを引き起すことにも反対し、人為的に緊張の雰囲気をつくりあげることに反対し、武力による問題解決を囃し立てることに反対するということだ。朝鮮半島情勢の緊張を高めるいかなる言動も強く非難され、反対されるべきだ。

 中国の玄関先で騒ぎを起すことを認めないと強調することは、決して中国版「モンロー主義」ではない。中国は勢力圏をつくらない。朝鮮半島問題における中国の出発点は地域の平和・安定の維持であり、事態そのものの是非曲直に照らして自らの立場と行動を決定している。現在、朝鮮半島の平和・安定は決して希望がないわけではない。関係各国が冷静になり、自制し、情勢の一刻も早い緩和を促し、事態の立て直しに向けて環境を整えることが当面の急務だ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年4月10日

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