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日本の外務次官の来中 中国人は見疲れたパフォーマンス (2)

 中国は1世紀余りの間、日本に対して実力面でも心理面でも劣勢にあった。過去10数年間、中国は心理面で旧時代の暗い影から抜け出すよりも早く、実力面で日本に追いつき、追い越した。だが最近の日本との対峙において、中国政府と中国社会はかつてない悠然さを示し、戦術上真剣に日本に対処すると同時に、戦略上日本を軽視する心境に真に達し始め、中日関係の長期的冷え込みを余り意に介さない自信を得始めた。

 中国にとってこれは対日関係を再建する上での心理的礎だ。これは日本が今後同様の挑発を行なっても、中国社会に対する感情的刺激は弱まり、中国が日本の挑発の現実的意義、中国の主要戦略目標に対する日本の妨害が一体何なのかをより理性的に判断し、最も適切な手段と強度で反撃することが可能になることを意味する。

 日本は伝統的意味における実力の対立を中国と行なう勇気はない。日本の実力はそれにはどんどん不十分になっているうえ、そのような政治コストには耐えきれない。日本は中国との心理的対立を望んでいる。日本は発言の弾力性と政治芝居を演じる資源に富んでいるうえ、米国という強大な同盟国も後ろに控えており、自分では優勢にあると思っている。だが中国は事実上すでに日本の陣構えを突破した。われわれはしばらく日本を相手にしないことで、その活発な姿の正体が、強大化する中国に対して極めて自信がないためのばたつきであることを暴いた。

 したがってわれわれは来中した日本の事務次官に礼節をもって応対し、外交部の削減された接待費で良い食事を出し、中国側の立場と原則を日本人はすでによくわかっているはずだと重ねて表明したうえで、到底揺るがぬ中国の対日政策を本国に伝えるよう依頼すべきだ。

 安倍政権が重要ないくつかの対中政策を変えない中、中日関係に大幅な改善の余地はないが、中国社会は現在の両国の「冷たい対立」を結構よしとしている。戦争さえ始めなければ、中日間の様々な交流はできるだけ自然な流れに従えばいい。双方に有利なことなら自ずと行なおうとする人がいるし、リスクの高いことなら自ずと萎縮する。中国の発展はゆっくりとこうした調整に適応していく。われわれは日本も徐々にこれに適応することを望む。

 安定的に冷え込んだ中日関係は何年か続いてもよい。両国はこの時間を利用して再考し、将来の両国関係を構築するための新たな出発点を見つけることができる。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年7月31日

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