世界で最も生活費が高い都市 ルアンダが首位に浮上
人材マネジメントのWilliam Mercer社が23日に発表した本年度の調査結果によると、モスクワは外国人駐在員にとって世界で2番目に生活費が高い都市となった。ロシアメディアの7月24日の報道を引用し、中国日報網が伝えた。
William Mercer社は、モスクワがアンゴラの首都ルアンダに続き、外国人駐在員にとって世界で2番目に生活費が高い都市となった理由は、その高額な家賃にあると指摘した。家具なしの2DKの高級マンションは、毎月の家賃が4600ドル(約46万円)に達し、さらに駐在員が頻繁に購入する輸入品やサービスには料金が加算される。
昨年2位にランクインしたルアンダは今年、首位に浮上した。アンゴラはアフリカの主要石油産出国の一つであるが、相対的には貧困国と見なされる。しかし輸入品の価格が驚くほど高額なため、ここは外国人駐在員にとって高コストな国だ。ましてや駐在員の基準に合う安全な住所を見つけることは困難であり、高額の費用が必要になる。
ドルに対する円相場の低下を受け、2012年に世界で最も生活費が高い都市に選ばれた東京は、今年3位に転落した。
William Mercer社が選出した世界で最も生活費が高い都市トップ10にはこのほか、チャドの首都ンジャメナ、シンガポール、香港、ジュネーブ、ベルン、チューリッヒ、シドニーが含まれる。
William Mercer社の今回の調査は、五大州の214都市を対象とし、各都市の200項目以上の価格(住居、交通、食品、家具、娯楽など)を比較した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月26日