姿を現した中国新外交 (2)
14カ国中半数は中国の近隣国であり、圧倒的多数が途上国だ。中国は途上国としての立場を強調し、途上国や近隣国との関係発展において、政治的には正義と正しい道理を堅持し、道義を重視し、経済的には互恵・ウィンウィン、共同発展を堅持している。近年中国は近隣外交においてより多くの不確定性に直面している。こうした状況の中、中国は依然相手国の利益により多く配慮し、他国を損ねて自国を利したり、災いや困難を他国に押しやることを避けると同時に、自国の発展が近隣国により良く恩恵をもたらすよう努力している。
習主席は外遊のたびに多国間組織の活動に参加した。G20、上海協力機構、BRICSはいずれも中国共産党の第18回党大会報告で重要な多国間プラットフォームとして明確に言及された。中国はその積極的要素であり、国際秩序と国際体制の公正で合理的な方向への発展を促している。
また、中国の外交戦略は全方位的であるだけでなく、立体的でもある。習主席の外遊から、中国が4大外交戦略を推し進めると同時に、パブリック・ディプロマシーや人的・文化交流をより重視していることが見てとれる。習主席は4回の外遊で6回の演説を行い、中国と訪問国国民との感情を近づけた。
4回の外遊によって、中国の外交デザインはほぼ形成された。この中で中国は平和的発展の堅持、互恵・ウィンウィンの実現、調和ある世界の建設推進といった積極的な外交理念を伝えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月8日
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