習近平総書記が連戦名誉主席一行と会見
【中日対訳】習近平中共中央総書記は2月25日に中国国民党の連戦名誉主席および随伴の台湾各界訪問団と会見した。 |
習近平中共中央総書記は25日午前に中国国民党の連戦名誉主席および随伴の台湾各界訪問団と人民大会堂で会見した際「引き続き両岸関係の平和的発展を推進し、両岸の平和的発展を促進することは、新しい中共中央指導部の責任だ」と強調した。
習総書記は「われわれには引き続き両岸関係の平和的発展を揺るがず推進する十分な自信がある。各種の困難を克服して両岸関係に新たな展望を切り開く十分な自信がある。台湾同胞と手を携えて中華民族の偉大な復興を迎える十分な自信がある。われわれは引き続き努力を重ね、実務的に進取し、新たな成果が絶えずあるよう両岸交流・協力を促し、両岸同胞に幸福をもたらす」と指摘。
さらに「両岸関係は曲折を何度も経験したが、最後には長年の溝を乗り越え、交流・協力を切り開くことができた。なぜなら、両岸同胞が同じ中華民族であり、こうした自然な血縁の絆はいかなる力によっても断つことができない。そして、両岸は共に1つの中国に属し、この基本的事実はいかなる力によっても変えることができない。その上、両岸交流・協力はさまざまな条件に恵まれており、こうした双方向の利益へのニーズはいかなる力によっても押さえつけることができない。さらに、中華民族全体には自らのたゆまぬ奮闘によって世界の諸民族の中で自立するという決意があり、こうした民族全体の共通の願いはいかなる力によっても妨げることができないからだ」と述べた。
連戦名誉主席は「『両岸の平和的発展の共同ビジョン』はここ数年で次第に実行に移され、両岸人民から支持を得ている。両岸関係の平和的発展は後戻りすべきでなく、また後戻りすることのあり得ない正しい道だ。現段階の両岸関係は苦労して手に入れたものであり、新たな出発点に立って深化されることを望む。両岸各自の法律と体制はいずれも『1つの中国』の原則に基づいている。台湾は確かに中国の一部だが、大陸も中国の一部だ。それによって『1つの中国の枠組み』の下での両岸関係を構築しているのであって、国と国との関係ではない。『1992年の共通認識』はここから生まれた。これは双方の政治的相互信頼の基礎であり、必ず維持しなければならない」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年2月26日